最先端技術開発の強化
技術革新スピードの速いDRAM産業において、競合他社に先駆けて顧客ニーズを満たしていくためには、先端技術力で他社に対して優位性を有していることが必須となります。
エルピーダグループでは、コア技術となる最先端・高性能DRAMの研究開発にリソースを集中。微細加工技術、大容量化技術、低消費電力技術、高速化技術など、つねに業界をリードする世界トップレベルの技術を基盤にDRAMの製品開発に取り組んでいます。
また、基礎研究分野に関しては、多方面で優れた企業と協業するとともに、広島大学をはじめとする社外の団体との連携により、包括的な研究協力体制を構築しています。
さらに、エルピーダグループでは、大容量、高速性、不揮発性を兼ね備えた次世代メモリの開発にも注力しています。
生産体制の強化
エルピーダグループでは、半導体製造プロセスの前工程と後工程をカバーする生産体制を構築しています。主にモバイル機器やデジタル家電、ハイエンドサーバ・PCに組み込まれる最先端・高性能DRAMは、広島工場にて前工程を行い、100%子会社である秋田エルピーダメモリ(株)や主にアジアの外部委託会社で後工程を行っています。一方、PC分野向け汎用DRAMは、コスト競争力に秀でた海外の生産委託先から調達を中心とすることを基本方針としています。
広島工場は半導体製造プロセスにおける前工程を担い、直径300mmのウエハを使用する300o工場(以下E300ファブ)において、最先端・高性能DRAMの生産を行っています。
エルピーダグループが注力するデジタル家電、モバイル機器分野においては今後も引き続き急速な需要拡大が見込まれていることから、顧客から生産能力の継続的な拡大が求められています。今後も適切なタイミングでE300ファブを中心に最先端設備の増強投資を行い、これらの分野に向けた最先端・高性能DRAMの安定的な供給に対応していきます。
一方、2006年7月に新たに設立された秋田エルピーダメモリ(株)は、半導体製造プロセスにおける後工程を担い、今後競合との差別化における重要な要素となる先端・特殊パッケージ開発、設計や組立、テスト等の製造事業を行っていきます。
販売・マーケティング活動の充実
「高度情報化社会」から「ユビキタス社会」への進化が加速する中で、DRAM製品市場は、旧来のPC分野のみならず、デジタル家電、モバイル機器向けなどの新しい分野へと拡大しています。そして、DRAMへの要求は、性能や技術サポート、価格対応など、それぞれの製品分野ごとに異なります。
こうした中、エルピーダグループは、営業部門に加え、製品分野(サーバ/PC分野、デジタル家電分野、モバイル機器分野)毎のマーケティング部隊とアプリケーション技術部隊を設置し、顧客へのベストソリューションを提供しています。これによりモバイル機器メーカー、デジタル家電メーカー製品への初期設計段階からの参入を実現し、顧客との長期的な協調関係の構築を図っています。
また、こうした顧客対応を従来以上に的確かつタイムリーに行うためには、顧客との距離を縮め、顧客のニーズをより正確に把握することが必須であると考え、これまで特約店を通して行っていた国内における販売業務を、2006年10月より直販を中心とした体制に切り替えました。